0か100か
子供の頃、部屋はうちの母が卒倒する位、いつも散らかしっぱなしで汚かった。
怒られて怒られて数ヶ月に1回、一気に片付ける。
で、数日でまたすぐに散らかる。
というだらしない子。
一方、細かい作業が大好きで、
塗り絵とか折り紙とか当時流行っていた機械網みとかが大好きで、とにかく綺麗に正確にきっちり、折り紙も1ミリもズレないように綺麗に正確に。
ぬりえも完璧に綺麗に。
どんな色にするか楽しんだ記憶はあまりなく、
私の中で絶対にはみ出さない事が大事で、
万が一はみ出してしまったら、それはもうそこまで。
途中でやめてまた新しいページの塗り絵に。
恐ろしく汚い部屋で恐ろしく几帳面に単純作業を繰り返す。
極端な
0か100かな子供だったような気がします。
自分の事を客観視するのって難しいけれど
ふと、自分ってこういう所があるなとか
こういう性格だなと感じるのは
幼い頃の、「好き」とか「楽しい」という気持ちでしか動いてなかった頃の記憶にさかのぼった時。
創作とか芸術という要素が一ミリもない。
どちらかというと、自分がこだわる所だけこつこつ積み上げる職人タイプ。
よくダンサーになれたもんだ。