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昨日のブログで、私が作品を作る時に、法則があるというお話しをしました。

今日はそのお話をさせて下さい。

一言で言うと、

『一点豪華主義。+想像する余白を残す。』

です。

二言でした笑

昨日のショートムービー「松田家のジョージ」でいうと、見えたらいいなと思ったのは、「ジョージの健気さ・可愛さ」。まるで心があるかの様に見えて、そっと見てくれているジョージに感情移入できる様に作りました。(言葉にするとなんだか恥ずかしいし、夢がなくなりますね笑。やっぱりダンスは言葉で説明したらあかんです。)

実際にやっていることはいたってシンプルで、超絶優秀なカメラのピントを合わせる機能を使って、ジョージがボケたりクリアに見えたりするという一点のみ。細かい編集もしてませんし、1カットです。

演出を一点にして、この一点を繰り返す事で、ジョージに感情移入できる。

ジョージにどんな感情移入をするかは人それぞれですよね。

見ている人が「考える」ではなく、「感じる」時間をなるべく沢山作って、自分勝手に想像する余白を作っておくことをいつも大切にしています。

人の心が動く理由は、人に感情移入した時だと思います。(この事はこのサイトの『about DANCE』にも書いてあるので、見て頂けたら嬉しいです。)

昔の大ヒットドラマ「東京ラブストーリー」で、主人公のかんちとリカ、織田裕二と鈴木保奈美に、見ている人がものすごく感情移入した為に、恋のライバル役の有森成美が、現実世界で、世間からすごく嫌われてしまったという恐ろしい事がありました。

私自身、「この人さえいなければ、二人は上手くいったのに。」と思いましたよ。すみません。。

「感情移入する」というのは、逆になるとこんなに怖いほど、生み出すエネルギーが強いと思います。すごく心動かされる。

だから感情移入できる余白を作ることは、とても大切だと思っています。

ただでさえ余白が大切なのに、踊りには言葉がない分、伝える情報を本当に極々わずかにしないと、心に届く前に脳みそで止まってしまう。自分が創る時は「これはどういう演出なんだろう。。」と見ている人が迷ってしまうかも?と思ったら、「松田さん、アウトだよ!」と言い聞かせて考え直します。

そして「増やす」よりも「減らす」を心がける。

チラシあるあるですが、パソコンやスマホの性能が上がり、誰でもフライヤーが作れる様になりましたが、機能を使いすぎて、フォントもバラバラ、3D文字みたいなアレンジまで加えてしまい、ガチャガチャ感満載。町内会のビンゴ大会のチラシみたいになってしまうパターン、たまに見かけせんか?

増やすより減らす。

沢山盛り込むよりも「一点豪華主義」の方が、感じてもらえる。

文章もそうですよね。

つらつらと長い文章よりも、伝えたい事を簡潔に書いている文章の方が伝わる。

そういう意味では、ちょっと今日の文章長すぎです。。。ね笑

私の創る法則、「一点豪華主義+想像する余白を残す」のお話しでした。

最後まで読んで下さりありがとうございます。

皆様今日も良い一日をお過ごし下さい☆

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