体が喜ぶ客席の形。
お笑い芸人さんのお話しで「同じネタをしても、笑いが起きやすい劇場と起きにくい劇場がある。」というとても興味深い話がありました。
同じネタなのに、どうしてなのか原因を探ってみると、
ステージ面が高くてお客さんが見上げる形になる劇場は笑いが起きやすい。
ステージ面が一番低くて観客が見下ろす、すり鉢型の劇場は笑いが起きにくい。
だったそうです。これがどういうことかというと、
顔をあげている方が肉体構造的に人は笑いやすい。顎が上がっている方が声も出しやすくて気持ち的にも上がりやすい。
顎をぐっと下げたまま、声を出して笑おうとしてみて下さい。結構無理やり感あります。
見ている人の立場になって心地良い環境を肉体的な面から考えるってすごく面白いなと思い、じゃ私がやりたいことの空間ってどんなだろうと考えると、
「狭くて水平」
でした。踊りを通して人を感じるのが醍醐味なので、距離が遠いと難しい。上からでも下からでもなく、できる限り同じ目線がいい。
見ている人がそこに夢を持つのではなく、共感したいから、顔がわかって、音がかかってなければ呼吸が聞こえる位の距離感が好きです。
一生大きい人間にはなれなそうですが、心地良い空間を創っていきたいなーと妄想をする朝でした。
皆様今日も素敵な1日をお過ごし下さい☆