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数日前から、振付の仕事が、緊急事態宣言解除後、初めて始まりました。

ソーシャルディスタンスをとっての振付は、わかってはいたものの想像より少し超えて、当たり前にやっていたことができなくなりました。

人との接触はもちろん、ちょっとした移動も軌道を緻密に考えないと距離が近くなってしまったり、複数人数で集まった一の絵を舞台上に作れなくなったり。

選択肢が減りました。

「コロナは時代と捉えた方がいい。」

と、いう話しを、先日ラジオで聞きました。「非常時の一時的なものでいずれ元に戻る」ものではなく、これから先、常に人間と共存するもの。だから、「環境」が戻ると思わず、「人間」が変わるべき。

確かに。インターネットが普及して、スマホが普及して、自分の生活スタイルは携帯を持っていなかった20歳の頃に比べて大きく変わりました。時代の変化を何度か経験していますが、それはいつでも、技術の向上による成長の変化。上むきの矢印の変化でした。

コロナの「人と会えなくなる。」「集まれなくなる。」「触れられなくなる。」という「〜できなくなる。」という衰退の変化は、私の考える限り、少なくとも私の住んでいる国ではなかったように感じます。

衰退の変化を、生きなければいけない中では、「発想の転換」がこれからどんどん大切になっていくんだろうと思います。

これからも沢山「〜できないね」。ということが起きる中で、「じゃぁこうしよう。」「むしろこの方がいいんじゃない?」という、できなくなったからこそできることに、発想を転換させて生きていかないと、どんどんしんどくなるなと。

「これもできないか。。」「これもだめかぁ。」と衰退や損失ばかりに目をむけやすい時代。気をつけないと気が滅入ってしまう。

ちょっとした発想の転換で「前より良くない?」という所にたどり着けたら最高だなと思います。

だから。。。振付も「選択肢が減りました。」と言っている場合じゃないですね。

ソーシャルディスタンス振付をもっと研究したいと思います。

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