影の立役者、下半身。
最近クラスでも、かりそめダンス部でもよく思うのですが、上半身は物理的に下半身よりも関節が多いので、繊細な表現ができます。
足よりも腕の方が、つま先よりも指先の方が、饒舌ですよね。
そして感情が出るのも上半身。
緊張したら肩が上がったり、悲しかったらうつむいたり、楽しかったら顔が上がったり。
なので、上半身で動いてしまいがちなのですが、ダンサーとしての説得力の真打ちは、下半身だと思うんです。
饒舌な上半身を乗せている土台が下半身。
だから下半身がしっかり動かせると、上半身が何もしなくても動きが躍動的になり、そこで上半身が動くことで、より饒舌な表現になるなと感じます。
言葉でいうと難しいし、踊りのスタイルによるので、あくまでも私の好みですが、手だけで踊るのが、あまり好きではありません。
私のクラスで、手や腕だけでわさわさ動いている人がいると、「魔法をかけられそうだからやめて」と言います笑。
膝や骨盤をしっかり使えることで、腕ばかりで動かなくても、空気を動かす美しい動きができると思います。
肉体表現の裏を牛耳っているのは実は下半身。下半身が上手に使える人ほど、上半身が美しく見える。影の立役者的な存在です。
下半身、しっかり鍛えていきましょう!