思い出の劇場。
振付させて頂いた舞台「EDGES」は新国立劇場の中劇場で上演されています。
新国立劇場の中劇場はとても大好きで、思い出も色々ある小屋。
初めてロングランの作品に出たのもここでした。ジョンケアード演出の「夏の夜の夢」。
妖精だったのですが、衣裳がクラシックのチュチュに靴がマーチンという、かなり斬新な衣裳。でもとてもハイセンスで素敵でした。
そして今回の「EDGES」の演出家の元吉さんとお会いしたのもこの劇場。
元吉さんが演出助手をされていた「DNA写楽」というオリジナルミュージカル。とにかく大掛かりなセットや映像との合わせ、小屋入りしてからがすごく大変で、鍛えられた作品で印象深いです。
「EDGES」は当初、今年の4月に上演予定でしたが、コロナの影響で一度白紙に。
実は4月頭に初日をむかえる予定で振付させて頂いていたミュージカルがもう一つあり、それは10曲以上振付をし、小屋入りしてセットも完全に組んだ状態で、全公演中止が決まりました。
なんとも言えない気持ちで、セットだけを見に劇場に行きました。
今年はそうやって完全にできていたのに、世の中にお届けできなかった作品が世界中に沢山沢山あるんだと思います。
そんな中、こんなに早いタイミングで、公演の話が決まったことは、とても幸せなことだと思います。
写真は初日の楽屋入口。
無事に千秋楽まで走り抜けられますように☆