好み。「潔さと繊細さと余白。」
踊りは肉体一つ。
ソロギターは音一つ。
ラジオは声一つ。
私が好きなものは全て表現手段が一つ。なんでなんだろうと考えてみると3つ理由がある気がしました。
一つは潔さ。いろんな事を使わず一つだけに絞って、その一つをどう扱うか。どう育てるか。捨てるものは捨てて貫いている潔さに、心奪われます。
もう一つは繊細さ。表現手段が一つなので、その中の繊細な変化を感じたり、その人の個性を感じたり、情熱を感じたり。情報が一つな分、そこに漏れてくる「人」を感じやすい。
最後は余白。受け取る情報がシンプルなので、見ている側が想像する余白がある。その人に感情移入したり、自分の想いと重ねたり。表現する側に好みがあるように受け取る側にも好みがあって、同じ人間は1人もいないし、その時の気持ちや体調、時期によっても感じ方は変わってくる。余白があるとその時の正直な気持ちで感じられる。自然に受け取る余白がある表現が好きなんだと思います。
踊りを始めた頃から変わらない好みについて。
理解したくて、たまに自分を分析してみています。