「人と踊る」の原点は「優しさ」。
昨日の『かりそめダンス部』。
昨日は初参加の方が多かったのもあり、「人と踊る」のとてもシンプルなやりとりに時間をかけました。
ペアでお互いの手のひらと手のひらを一定の距離に保ち、1人がリーダーとなって押したり引いたりします。
もう1人はそのリーダーの押すタイミングや強さ・速さを読みとって、動きます。
リーダーは相手が動きやすいように伝える努力をし、受け手はそれを読み取って一緒に動く努力をします。
お互いに相手のことを考えて動く。相手のことを思う。
「人と踊る」の原点は「優しさ」。
『かりそめダンス部』を始めて、これを本当に毎回感じます。
今日やった押す・引くは、やっていることがシンプルなだけに、相手に動きを伝える・読み取る、にすごく集中している姿がとても素敵で、人って優しいなぁと思います。
この練習は優しい空気になるので個人的に大好きです。
「初めましてだったのに、組んでみたら知っているような気になった。」
「こんなに相手の事を考えたことがなかった。」
など、最後のディスカッションの時に出た感想も印象的でした。
即興は「0から1を作る」のではなく、その場で起こっている事をヒントに生み出されていきます。
1人で踊っていたとしても、そこで起こっている事を受け取って踊るので、やはりゼロイチではない。
影響を受ける相手が人なのか場所なのか現象なのかの違いだけ。
感じる余白を常に自分に持って存在する。
これが即興の練習だなと思っています。
即興で踊る練習をする『かりそめダンス部』。現在部員募集を一旦締め切らせて頂いていますが、練習のフル尺の映像・写真・練習メニューの細かなテキストなど、すべてシェアして頂ける「幽霊部員」は引き続き募集しています。
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