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キングコングの西野さんが作った絵本、『えんとつ町のプペル』。

その主題歌も西野さんが作っているのですが、最近Youubeにアップされた、Play.Gooseさんのカバーが最高でした☆

何に心打たれたのかなと考えていたのですが、

技術が抜群に高いので、まず持って自然と引き込まれてしまうのですが、Play.Gooseさんが自分達の演奏を見せるというよりは、『えんとつ町のプペル』の世界観を一生懸命表現しようとしているのがとても素敵☆

ゴミで作られた、ゴミ人間の「プペル」というキャラクターが、絵本の中に出てくるのですが、楽器に段ボールや傘・空き缶などを使ったり、アレンジでゴミの擦れる音を入れたり。

音として楽器として、決して演奏しやすいものではないと思うけれど、作品の色を表現する為に使っていて、それがとても効果的なんです。

カバー曲って大抵、オリジナルを「自分だったらこう歌う。」という、オリジナルを使って自分を表現する物が多くて、それはそれで素敵なのですが、

Play.Gooseさんのカバーは、えんとつ町のプペルの曲を使って自分を出してくるのではなく、えんとつ町のプペルのを表現する為に自分の技術を使っている。

自分をみせるのではなく、曲をみせる。

自分ファーストではなく、相手ファーストの、作品をリスペクトしている気持ちが感じられる事に心動かされたんだと思います。

極論ですが、自分のためじゃなくて人を楽しませる為に作ってる。

思いやり。

ダンサー・振付師としての自分もそうありたいなと思います。

その時その時の描く世界観が最優先で、それを表現する為に自分のスキルを使う。利用する。自分を見せるのではなくて、自分を通して作品を見せる。

それでも技術の高さでその人が見えてきちゃう、漏れてきちゃう。。。これ一番かっこいいなと思います。笑

技術の為の技術ではなく、目的の為の技術でありたいなと思います。

Play.Gooseさんカバーの『えんとつ町のプペル』、ぜひ、聞いてみて下さい☆

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