「JUNK HEAD」 観劇。
たまたま見た情報番組で紹介されていて、すごく気になって見に行ってきた映画。
「JUNK HEAD」
ストップモーションアニメ、と言われるジャンルの映画。
手作りのフィギュアをほんの少しずつ、動かして1コマずつ撮影。それを繋げてみると滑らかに動いて見える。
という、要は小学生の時に誰でも1回はやったと思う、教科書の右端に棒人間を1ページずつ書いて、動いているみたいになるパラパラ漫画のすんごい版です。
すんごいアナログなんです。
すごく壮大なSFに見えるクオリティーのこま撮り映画なのですが、やっていることは本当にアナログ。
地道に人形を少しずつ動かして撮影する繰り返し。
壮大な作品を支えているのがアナログな人力という所にすごく惹かれて見に行きました。
製作した堀貴秀さんが立った1人で独学で始めたそうで、監督・原案・キャラクターデザイン・編集・撮影・照明・音楽、ぜーんぶ堀監督。
最後のエンドロールの堀監督オンパレードは、すご過ぎて笑えるほど。
製作期間はなんと7年。
やっていることが本当にアナログなんです。
撮影現場の特集がされていたのですが、効果音も全て1人で作成。
本を叩き落としたり、指10本にに爪楊枝を貼り付けてカチカチ鳴らしたりして作られていました。
この独自の試行錯誤の積み重ねが壮大な作品になって海外で高く評価されて、日本に逆輸入されてきたようです。
今はいろんな映画館で見られるようです。
人生を一つのことに没頭するってすごーく幸せなこと。
職人さんが大好きなんです。
堀さんのインタビュー記事に、「やめたらおしまいと思っていたので、とりあえずやり切ると決めていました。」と書いてありました。
たった1人で始めて、ハリウッドから沢山オファーがくるようなな作品を作り上げた、堀さんの作るエネルギーに心動かされます。
しかもすごーくアナログなのが自分の好みにあってグッときました。
これは。。好きじゃないとできない。
好きな事に夢中になって生きていくて、最高ですよね。
堀監督みたいな生き方したいな。こういう人を応援したいという、偉そうな思いもあって見に行きました。(お前が頑張れ。)
ストーリーも面白いし、6/1スケールで撮影したと思えないほど、壮大なSFに見えます。
私は渋谷のアップリンクに見に行きました。
アップリンク、好きな映画館だったのですが、5/25日で閉館になるそうです。残念。
渋谷界隈で見たい方は25日までに☆