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「3ヶ所、ヘルニアですね。」

今年の2月の事です。

衝撃の診断結果でした。

先に現状を言うと、信じられない程に回復。

当初は、1センチ動くだけで、左足がつま先まで電気が走るように痺れ、歩くのもままならない状態でしたが、

今はどれだけ動いても全く痺れないまで回復したので、心配無用です。

そんなこんなで、今年の2月は丸1ヶ月、休業していました。

最初は休む事への罪悪感をおさえる事が大変でしたが、

「焦らない」と心に決め、1ヶ月お休みを頂きました。

そしてこの1ヶ月が、かけがえのない1ヶ月になったんです。

とにかく考えていました。

ずっと自分の事を考えていました。

きっかけは、休んでも休んでも「踊りたい」と思わなかった事。

25年以上、好きで踊ってきたはずの踊りを、踊りたいと思わなかった事は、自分で自分に衝撃でした。

「どうした。。。?」

この「どうした。。。?」から、自分の事をひたすら考えました。

気づけば子供の頃の記憶に戻っていて、30年以上前の記憶が、驚くほど鮮明に溢れ出てきました。

ダンスに初めて出会った小学校5年生の時の事。

とにかく楽しくてしかたがなかった、19~22歳までの頃の事。

仕事にした事で勝手にプレッシャーを感じて、全く動けなくなった事。

踊る事で認められる事がとにかく嬉しかった事。

踊る事が大好きでした。

上手に踊れる事がとても嬉しかった。

踊る事が、私の生き方になったから、今思えば、37歳辺りから、動かなくなってくる体が怖くて仕方がなかった。

しがみついて、無理をしていて、体の方が強制終了したヘルニアだったなぁと。

そりゃ「踊りたくない」はず。  

でも正確には、「踊りたくない」ではなくて、「無理をしていたここ数年に戻りたくない」だけだったんです。

だから、手放しました。

「元のように踊れる体を取り戻そう」と言う考えを捨てて、

「今の体ができる踊りを新しく探そう」に、切り替えました。

そう考え出した頃から、体の中から何かが溶けてなくなるように、すーっと気持ちが楽になり、

ここ数年心の中が、無意識のうちにずっと焦っていた事にも気づきました。

もちろん、ここ数年の自分を否定するつもりはなく、

本当に踊る事が大好きだったからこそ、手放したくなかった訳で、

そんな頑張っていた自分は愛でてあげたいと思います。

ただ、体の方が、「もう無理だよ。」と教えてくれました。

きっと復帰してからの私のクラスを受けてくださっている皆様は、変化に気づいているのではないかと思います。

そんな声もよく聞きます。

踊る事が、また楽しくなってしまったので、こだわりが増えて、口うるさくなりました。笑

今は、伝える事も、踊る事も、純粋に楽しいです。

そんな事を考え、近しい人に話し、

「じゃ、この先どうする?」とまた、考えていた結果が、

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「伝えに行きます。踊りに行きます。」

WORKSHOPとソロパフォーマンスで紡ぐ、西日本縦断ソロツアー

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でした。

第一弾は、新潟・京都・大阪・福岡・名古屋

各地をワークショップとソロパフォーマンスで巡ります。

武者修行のようであり、

大好きだった本質に戻るようであり、

ダンス人生第2章の始まりのようであり、

今はとにかくドキドキワクワクしています。

長い長い文章の最後におまけのもう一つ。笑

小学校2年生の時の事。

電車通学だった私には、毎日学校から学校の最寄りの駅までの道のりを、一緒に歩いて帰る親友がいました。

彼女とはいつも駅で別れ、それぞれ反対方向の電車に乗って家に帰るのですが、

彼女は毎日のように、

「同じ方向の電車に乗って帰れたらいいのにねぇ。」

と言っていました。

ある日、私は彼女に

「今日は用事があるから、◯◯ちゃんと同じ方向の電車に乗るんだよー。」

と言いました。  

彼女はすごく喜んで、「一緒に帰ろう!!」と言ってくれました。

私は駅で、

「トイレに行ってくるから、ちょっと待ってて。」

と言って、トイレに行く振りをして、そのままいつもの様に、彼女と反対方向の電車に乗り、家に帰りました。

・・・・・  

ひどくないですか? わたし。  

嘘ついたんです。 

彼女を騙して、駅で待ちぼうけにさせて、帰ったんです。

携帯電話もない時代ですから、

その後待ちくたびれて家に帰った彼女から、泣きながら家に電話があり、

それでも私は

「私だって探したんだよ。」 

と嘘を重ね、

その後4日間、クラス中からいじめられました。

清々しいほどの、自業自得です。  

「なんでそんな嘘をついたの?」

という事ですよね。

信じがたいのですが。。。

ただただ 

「彼女を喜ばせたかった」

だけなんです。 

結果、ものすごく不安にさせて悲しませただろう!と、

ツッコみどころ満載なのですが、  

その時の気持ちははっきり覚えていて 

本当に、

ただただ

「喜ばせたかった」

だけ。

「同じ方向に乗って帰れればいいのにね。」  

と、毎日の様に言っていた彼女に  

「今日は同じ方向だよ。」

と言って、喜ばせたかっただけなんです。

あまりに低レベルすぎる行動です。

なんですが。。

幼少期に思う事・感じることは、自分の奥底に根付いている感情で、何歳になっても変わりません。

私は人に喜んでもらう事が、大好きです。  

それが、自分の喜びになります。

何が言いたいかというと、  

企画した

「西日本縦断ソロツアー」

を、喜んでもらえる物にしたいと、強く思っています。

伝える事・踊る事で、喜んでもらえたら、

大袈裟に聞こえるかもしれませんが、

私の人生が輝きます。

全力で、この企画に向き合いたいと思います。

「トイレに行ってくるので、しばらくお待ち下さい。」

と言って、東京に帰ったりしないので。笑

各地、1人でも多くの方に、

「体験する・観る」

に参加して頂きたいなと思っています。

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