振付させて頂いた舞台「EDGES」が本日無事に初日の幕を開けました。

今年の4月に上演予定だった作品でしたが、コロナの影響で全公演中止。一度消えてしまった作品でしたが、早い段階で新たなに公演が決まり、今日無事に初日を向かえる事ができました。

ミュージカルではなく、1曲完結のオムニバス形式で紡ぐ、ソングサイクルという、日本では馴染みの薄い形の舞台。

今回の演出の元吉さんは、とにかく最初、演出をつけずキャストを遊ばせます。何度も繰り返す中で、キャストから生まれる遊びをそのまま形にして積み重ねていきます。

余白だらけの演出の中で遊ぶキャストを相手に、振付師で呼ばれた私は、そのキャストの遊びの中で、振付だけがポコっと浮きだってしまわないよう、振付がキャストの皆さんの遊びに馴染んで、遊びの延長の動きに見えるような振付を考える事が今回の必須の課題でした。

余白の中にキャストの遊びから生まれる自然な動きがあるので、その余白を埋めてしまわないよう、時にはいかに振付しないかを必死に考えていました。

こんなに無くても、役者さんの存在が輝くんだと、とても勉強になる現場でした。

6日まで、新国立劇場の中劇場でやっています。

ぜひ、見て頂けたら嬉しいです☆

http://edges-jp.com/?fbclid=IwAR2pDUi2GjbU4H20Uu5GQi0UwdlLMBFC4sKJPduX_HOPT2Ebulxuo_jm_Ek