自分の身は自分で守る
台風が近づいてますね。。。
なにぶん、独り身の為、こういう時はなるべく不安を持たないよう、いろいろと準備をして静かに夜をむかえます。
我々ダンサーは基本的に「フリーランス」。サラリーマンやOLさんの様に会社に所属する社員でもなく、多くの役者さんの様に事務所に所属するタレントでもない。
「フリーランス」、文字通りとても自由な立場です。
どの作品に出ても良い。どこで教えても良い。どこの振付の仕事をやっても良い。
長期の休みも、前もって申請しておけば、いつでも可能。
自分のペースで、自分のバランスで生きやすい、とてもシンプルでわかり良い立場。
私はこの「フリーランス」が好きです。
わがままな自分にも合っていると思います。
ただね。。。
天国の様に感じるフリーランスですが、デメリットがない訳ではないんです。
「どこにも属していない」ので、当たり前に「誰にも守ってもらえない。」のです。
自分の事は自分で守らなければならない。
それを特に感じるのが、こういった台風や大雪・地震といった天災の時です。
極端な話しをする様ですが実際にあった話し。
急な大雪で電車も続々と止まっていく中、クラスがある為スタジオに行かねばならず、1時間ほど歩いてスタジオに行き、帰りも1時間かけて帰りました。
私はスタジオから家が近いので、通常だと歩いて20分程でスタジオに着きます。
ですが大雪の中なので1時間かかりました。
私としては、こういう時はスタジオの判断で、休みにして欲しいのです。
万が一転倒して骨折して、1ヶ月動けず仕事ができなくなったとしても、その間の仕事のギャラや生活費をスタジオが保障してくれるかというとしてくれません。
でも行かなければならない。
我々は怪我をしたら、明日から無職です。
でも行かなければならない。
でもこれって、フリーランスじゃなくても、みんな一緒なのか。。。
むしろ会社員の方が会社が「大雪でも出社しろ!」と言ったら、出社しないといけないのか?
だからこういう時にいつも思うのですが、
スタジオ(だけじゃなく全ての企業の)のトップの方には、本当に安全に配慮して速やかに休みの判断をして頂きたい。
今回私の関わりがあるスタジオ・仕事先は、全て明日休みになりました。
ありがたいです。
我々ダンサーは、ジャンルでいうと「その日暮らし」。
1日1日仕事がある事に感謝し、そして自分の身は自分で守るという覚悟を持っていないといけません。
水・カセットコンロ・ガスボンベ・缶詰・カップラーメン・電池・紙皿・紙コップ・ラップ・割り箸、いろいろ買いました。
ご飯炊きました。お風呂のお湯を溜めました。
これから窓に養生テープを貼ろうと思います。
どうか台風の被害があまりでませんように。